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筑波大学発ベンチャーが1件承認されました―株式会社メンタルシンク
筑波大学発ベンチャーとして、株式会社メンタルシンクタンクが加わりました。
ベンチャー名:株式会社メンタルシンクタンク
【概要】
カウンセリング、ストレスチェック、メンタルヘルスやキャリアに関する執筆・啓発活動、研修、ストレスマネジメントアプリ・AIの開発
平成27年(2015年)05月15日 会社設立
令和元年(2019年)10月24日 筑波大学発ベンチャーとして承認
大学発ベンチャー一覧
https://www.sanrenhonbu.tsukuba.ac.jp/ (国際産学連携本部 HP)
ダニによるアトピー性皮膚炎を抑制する分子の発見
筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 渋谷彰教授と医学医療系 金丸和正助教らは、産業技術総合研究所 舘野浩章上級主任研究員と共同で、ダニが引き起こすアトピー性皮膚炎を抑制する分子を世界で初めて発見しました。
アトピー性皮膚炎を含めた通年性アレルギー性疾患の原因として、ダニがおよそ8割を占めるとされていますが、ダニによるアトピー性皮膚炎の発症のメカニズムは不明の点も多く、また従来の薬剤では効果がない難治性患者も数多くいます。
本研究では、ダニによるアトピー性皮膚炎を自然発症するNC/Ngaと呼ばれるマウスのゲノム遺伝子を解析し、7万個余りの遺伝子変異を見出しました。さらに、その中から皮膚のマクロファージに発現するClec10a(ヒトではAsgr1)という遺伝子の
変異が、ダニによるアトピー性皮膚炎の原因遺伝子であることを突き止めました。そこで、Clec10aを欠損するマウスを解析したところ、このマウスは、野生型マウスと比べて、ダニによるアトピー性皮膚炎が発症しやすいことから、Clec10aがダニによる
アトピー性皮膚炎を抑制することが明らかになりました。驚くべきことに、ダニの成分には、アトピー性皮膚炎を誘導する分子の他に、Clec10aと結合するムチン用様分子が含まれており、これをダニから抽出し、アトピー性皮膚炎に直接塗布すると、
症状が軽快することがわかりました。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201912070400.html (筑波大学公式 HP)
薬剤性急性肝障害を予防する新しい細胞の働きを発見
筑波大学 生存ダイナミクス研究センター 渋谷彰教授、鍋倉宰助教らは、薬剤の副作用による急性肝障害を抑制する新しい細胞の働きを世界で初めて発見しました。
総合感冒薬(風邪薬)、解熱鎮痛薬、抗生物質、抗がん剤、漢方薬など、普段使われる多くの薬剤の副作用で最も多いものの一つとして、急性肝障害が知られています。重篤になると死亡するケースも見られることから、早期発見、早期対策が重要です。
しかし、薬剤の副作用による急性肝障害がどのように発症するかについては未解明の点が多く、またそれを予防する方法は現在のところありません。
本研究では、肝臓に存在する1型自然リンパ球という極めて少数の特殊な細胞が、薬剤による急性肝障害を抑制することを、世界で初めて発見しました。薬剤により肝細胞に障害が起きると1型自然リンパ球が活性化し、インターフェロンγが産生され、
これが肝細胞の死を抑制することを証明しました。
1型自然リンパ球の活性化を亢進する薬剤を開発することで、急性肝障害の予防が可能になると期待されます。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201912040100.html (筑波大学公式 HP)
水素発生触媒のナノスケールの触媒活性サイトを電気化学的にイメージングすることに成功!〜効率的な触媒開発に貢献〜
金沢大学ナノ生命科学研究所の橋康史准教授,東北大学の末永智一特任教授,Johns Hopkins大学のMingwei Chen教授、筑波大学数理物質系の伊藤良一准教授らの共同研究グループは,走査型プローブ顕微鏡の一種である
走査型電気化学セル顕微鏡(SECCM)の高解像度化を行い,水素発生反応(HER)の触媒として期待されている遷移金属カルコゲナイドナノシートの触媒活性サイトを電気化学的にイメージングすることに成功しました。さらに、SECCMによる観察で,
局所的に電気化学的に硫黄の欠陥を形成し,触媒活性を亢進させることや,劣化が生じやすいサイトを可視化することに成功しました。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201912021400.html (筑波大学公式 HP)
皮膚筋炎の皮疹から病態を予測する 〜自己抗体別の症状の特徴を特定〜
筑波大学医学医療系臨床医学域皮膚科の沖山奈緒子講師らは、横浜市立大学、金沢大学、中京病院、東京女子医科大学、東京医科歯科大学との多施設共同研究にて、膠原病の一つである皮膚筋炎の指の皮膚症状が、各種の筋炎特異的自己抗体により
分類できることを解明しました。
皮膚筋炎は自己免疫疾患である膠原病の一つで、筋肉に炎症を生じ、力が入らなくなったり、紅斑などの皮膚症状が現れる疾患です。近年、いくつかの特異的自己抗体が同定され、抗体ごとに、皮膚症状・筋炎・間質性肺炎・癌の合併率といった臨床像の
特徴が、サブグループに分類されることが分かってきていますが、その病態については詳しくわかっていません。
本研究では、皮膚筋炎と診断され、指の皮疹から皮膚生検を行い、また筋炎特異的抗体として、抗ARS抗体、抗MDA5抗体、抗TIF1γ抗体のいずれかが同定されている74症例の検体を、1)苔癬反応、2)乾癬様皮膚炎、3)湿疹反応、4)血管傷害、の4つの
サブグループに分類し、解析しました。その結果、これらのサブグループ毎の皮疹が、病理組織学的にも異なることを詳細に裏付けました。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911221400.html (筑波大学公式 HP)
キネシン分子モーターKIF3Bの遺伝子異常は統合失調症の原因となる
東京大学大学院医学系研究科分子細胞生物学専攻の廣川信隆特任教授、アルサバンアシュワック特任研究員(研究当時)、森川桃特任研究員、田中庸介講師、武井陽介准教授(研究当時、現・筑波大教授)らの研究チームは、
キネシン分子モーターKIF3Bの異常が統合失調症の分子的基盤になることを発見しました。
研究チームはまず、患者さんの遺伝子データから、KIF3Bの遺伝子異常を同定しました。Kif3b遺伝子が欠損したマウスには、社会性の低下や驚愕反応の異常など統合失調症の表現型が現れ、Kif3b遺伝子が欠損したマウスの海馬神経細胞には、
シナプス形態とその機能に大きな異常が見られました。この理由として、シナプス伝達に重要な役割を果たすNMDA型グルタミン酸受容体のNR2AサブユニットがKIF3Bによって輸送されることを発見しました。
統合失調症に関する細胞レベルでの新たな病態を解明し、新規治療法開発の基盤となる成果です。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911202000.html (筑波大学公式 HP)
iPS細胞誘導時にレトロウイルスの遺伝子発現を抑制する新しい機構の発見
筑波大学 医学医療系 西村健准教授、久武幸司教授らの研究グループは、レトロウイルスからの遺伝子発現を抑制する新たな分子機構として、TAF-Iαタンパク質が、レトロウイルスゲノム上のPrimer-binding site (PBS)周辺に結合して、
その発現抑制を起こすことを見出しました。
本研究グループは、独自の遺伝子導入ベクター(SeVdpベクター)を用いてiPS細胞誘導を行うと、誘導開始5日後という早い時期に、ほぼ全ての細胞でレトロウイルスサイレンシングが起きることを明らかにしました。そこで、このiPS細胞誘導系を用いて、
レトロウイルスサイレンシングの分子機構の解析を行いました。その結果、レトロウイルスゲノム中のPBS配列がサイレンシングに重要であることや、iPS細胞誘導に用いる遺伝子のうち、OCT4、SOX2、c-MYCの3つが、このサイレンシング誘導に必要である
ことを明らかにしました。サイレンシング誘導時にPBS周辺に結合する分子を同定して、その機能解析を行った結果、TAF-Iαタンパク質はiPS細胞誘導時に発現が誘導されてきて、PBS周辺に結合することによって、レトロウイルスのサイレンシングを
引き起こすことを明らかにしました。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911130100.html (筑波大学公式 HP)
オレキシン研究から生まれた新しい不眠症治療薬の優位性が明らかになる 〜オレキシン阻害薬とGABA作動薬が身体機能と認知機能に及ぼす影響の比較検討〜
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)の徳山薫平教授、小久保利雄教授らの研究グループは、オレキシン阻害薬とGABA作動薬が、身体機能と認知機能に及ぼす影響を検討しました。
従来の不眠症治療薬であるGABA作動薬には、服用後の身体機能と認知機能を損なうという副作用があり、服用者が緊急事態の発生や排泄などのために就寝中に目覚めて行動する時に、転倒してしまうといった懸念があります。不眠症治療薬を
服用していない場合でも、覚醒直後にはぼんやりした状態が続きますが、脳に広範に分布する抑制系に働きかけるGABA作動薬は、これを更に悪化させることが指摘されてきました。一方、2014年に臨床応用が開始されたオレキシン阻害薬は、
脳の覚醒系に選択的に作用するので、身体機能と認知機能への副作用は少ないと期待されていました。本研究では、不眠症治療薬(オレキシン阻害薬またはGABA作動薬)を投与し、その血中濃度がピークとなっている時点で被験者を強制覚醒させ、
身体機能と認知機能を測定する実験を、30名の被験者の協力を得て行いました。その結果、覚醒の維持に重要な物質であるオレキシンの働きをブロックすることで、入眠と睡眠状態の維持を促すオレキシン阻害薬は身体機能と認知機能を低下させる作用が
少なく、特に平衡機能への副作用が小さいことがわかりました。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911120500.html (筑波大学公式 HP)
活性酸素産生にかかわる遺伝子の多型が複数の膠原病発症リスクを高める 〜発症機序の解明や治療法開発につながると期待〜
筑波大学人間総合科学研究科の横山望・フロンティア医科学専攻生、医学医療系の川ア綾助教、土屋尚之教授らの研究グループは、多施設共同研究により、国外において全身性エリテマトーデス(SLE)の疾患感受性との関連が報告されていた
NCF1遺伝子にある、アミノ酸置換を伴う一塩基多型(SNP)rs201802880が、日本人においても顕著に全身性エリテマトーデスの疾患感受性に関連することを明らかにしました。また、全身性強皮症の疾患感受性にも関連することを見出しました。
今回、全身性エリテマトーデスや全身性強皮症との関連が検出されたアリル(対立遺伝子)は、活性酸素の産生低下にかかわることが知られ、全身性エリテマトーデスや関節リウマチなど複数の膠原病との関連が報告されていました。しかし、全身性強皮症との
関連についての報告は、本研究が初めてになります。
また、全身性エリテマトーデスにおいては、これまでに関連が報告されていた多型を大きく上回る強い関連が検出されました。
本研究成果は、全身性エリテマトーデスや全身性強皮症、関節リウマチなどに共通する発症機序の解明や創薬のための分子標的の同定、さらには将来的な予防医学への応用に結びつくことが期待されます。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911111400.html (筑波大学公式 HP)
老化を誘発する仕組みを解明 〜グリシン摂取が老化の緩和に有効である可能性〜
筑波大学 生存ダイナミクス研究センター(TARA)の林 純一名誉教授らの研究グループは、ヒトの老化に伴うエネルギー欠乏に、核遺伝子SHMT2が関係していることに注目し、その仕組みをShmt2遺伝子破壊マウスを用いて解明しました。
本研究グループは、Shmt2遺伝子破壊マウスが13.5日胚で貧血を起こし、その後胚致死になることに着目し、以下の2点を明らかにしました。
(1)Shmt2遺伝子破壊により、主に胎児肝臓で細胞分化遅延と細胞分裂遅延が誘発され、胎児肝臓の85%を構成する造血細胞が枯渇し、貧血になること。
(2)この時、胎児肝臓ではグリシンが枯渇し、これがタウリン枯渇とヌクレオチド枯渇を誘発すること、そしてタウリン枯渇はエネルギー欠乏による細胞分化遅延を、ヌクレオチド枯渇は核酸枯渇による細胞分裂遅延を誘発すること。
この結果は、ヒトの老化に伴うエネルギー欠乏のみならず、老化に伴う細胞分裂遅延の回復にも、グリシン摂取が有効である可能性を示唆しています。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911081400.html (筑波大学公式 HP)
睡眠ステージを自動的に判定する手法を開発 〜マウス4,200匹の睡眠時生体信号を学習・解析〜
筑波大学計算科学研究センター 北川博之教授、堀江和正助教、塩川浩昭助教および、国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS) 柳沢正史教授、船戸弘正客員教授らの研究グループは、マウスの脳波や筋電位からその睡眠ステージを
自動的に判定する手法(MC-SleepNet)を開発しました。本手法は、睡眠の基礎研究の基盤充実や高度化につながると考えられます。
この手法は、脳波・筋電位と睡眠ステージの対応関係を深層学習モデルで学習し、前者から後者を推定するもので、判定に有効な波形の特徴の自動的な発見・利用、 睡眠ステージの変遷法則の獲得といった機能を有しています。
これらの機能は、畳み込みニューラルネットや、Long short-terms memoryなどの手法により実現しています。
また、本研究では、深層学習モデルの訓練や性能評価に、4,200匹ものマウスから計測した生体信号を使用しています。これは従来研究の約40倍に相当する最大規模のデータセットで、高い精度やノイズに対する頑健性を確保しています。
また、本データセットを精度検証に利用すると、多種多様な脳波・筋電位データに対して、安定したステージ判定を行うことができます。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911051400a.html (筑波大学公式 HP)
一枚の景観写真から時間経過のアニメーションを自動生成できる AI 技術を開発 〜高解像度かつ長尺のタイムラプス動画を実現〜
筑波大学 システム情報系 遠藤結城助教、金森由博准教授、国立大学法人 豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 栗山繁教授らのグループは、時間経過の様子を記録した大量の定点観測動画 (タイムラプス動画) を学習データとして、
一枚の景観画像から、時間が経過していく様子の高品質な動画を自動生成できる人工知能 (AI) 技術を開発しました。
動画は画像と比べてはるかに複雑な情報を含むことから、AI による動画の理解・生成は画像以上に難しい問題として、数多くの研究者によって取り組まれてきました。本研究では、雲や水面などを含む景観においては、雲のような細かい動きは
時々刻々と変化するのに対し、夕焼けや日没などによる色の変化は全体的かつゆっくりと変化する、ということに着目しました。これらの違いを扱うため、細かい動きと全体的な色の変化を扱うニューラルネットワークを別々に学習させます。
今回開発した技術により、インターネット上の景観画像から手軽に、従来技術よりも高品質な時間経過の動画を生成できるようになります。本技術は、エンターテイメント用途に加え、景観予測シミュレーションなどへの応用も期待されます。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201911051400b.html (筑波大学公式 HP)
植物への形質転換効率を向上させるアグロバクテリムの改良
筑波大学 生命環境系 つくば機能植物イノベーション研究センターの江面浩教授、野中聡子助教らの研究グループは、理化学研究所 門田康弘研究員との共同研究により、新規のスーパーアグロバクテリウムver.4の分子育種に成功しました。
本研究では、ACCデアミナーゼとGABAトランスアミナーゼ活性をアグロバクテリウムへ同時に付与することに成功しました。その結果、従来のアグロバクテリウム菌株と比較してトマトへの形質転換効率を3倍上昇させることに成功しました。
これにより、従来のアグロバクテリウム菌株を利用した形質転換と比較して、植物材料の量など、必要なリソースを7割以上削減することが可能になります。本研究で開発したスーパーアグロバクテリウムver.4の活用により、様々な植物種での
形質転換の効率化が期待されます。
http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p201910291400.html (筑波大学公式 HP)
▼ 学生・卒業生関連ニュース
数理物質科学研究科 江口 直人さんが、日本磁気科学会研究奨励賞を受賞しました。
(受賞日:2019.11.13)
江口直人さん(数理物質科学研究科 物性・分子工学専攻 博士課程後期3年、指導教員:数理物質系 後藤博正准教授)は、ティカル導電性ポリマーの合成及びIn Situ CD/ESR測定を用いた円偏光二色性とスピンとの相関の調査に関する研究が
評価され、第14回日本磁気科学会研究奨励賞(1名、一等賞)を受賞しました。
この賞は、日本磁気科学会年会で口頭発表を行った35才以下の研究者に対し顕彰するものです。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/awards/20191121112319.html (筑波大学公式 HP)
生命環境学群 津雪 恵美さんが、Second runner-up Speech Contest of the 10th Anniversary of the AIMS Programme を受賞しました。
(受賞日:2019.11.11)
津雪恵美さん(生命環境学群生物資源学類3年、指導教員:生命環境系 野村名可男准教授)が、タイ・バンコクで開催されたAIMSプログラム10周年記念学生スピーチコンテストで、Second runner-up(第3位)となりました。
AIMSプログラムは、ASEAN諸国を中心とした学士課程学生の学生交流プログラムで、本スピーチコンテストは、AIMSプログラム創設10周年を記念して実施されたものです。
AIMSプログラム参加経験のある学生の中から、各国代表一名が選出され、津雪さんは日本代表に選出されました。
コンテストには日本、インドネシア、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア及び韓国の8か国の代表が参加し、指定されたテーマについて英語でスピーチを行いました。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/awards/20191121145400.html (筑波大学公式 HP)
人間総合科学研究科 櫻井 美歩さんが、2019年度日本デザイン学会秋季企画大会学生プロポジション優秀賞を受賞しました。
(受賞日:2019.11.09)
櫻井美歩さん(人間総合科学研究科芸術専攻博士前期課程1年 指導教員:芸術系 小山慎一教授)が、令和元年11月9日に東北芸術工科大学で開催された2019年度日本デザイン学会秋季企画大会において学生プロポジション優秀賞
(作品名:人間のり巻き)を受賞しました。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/awards/20191121110544.html (筑波大学公式 HP)
システム情報工学研究科 Paulino Cristovao さんが、人工知能学会 全国大会優秀賞を受賞しました。
(受賞日:2019.11.01)
Paulino Cristovaoさん(システム情報工学系研究科 博士課程後期1年、指導教員:中田秀基教授(システム情報工学研究科、連携大学院))は、「Design a Loss Function which Generates a Spatial configuration of Image In-betweening」と
題した発表が評価され、人工知能学会全国大会優秀賞を受賞しました。
この賞は全国大会で発表された研究を表彰対象とし、特に優秀な研究を発表した者に全国大会優秀賞を授与することにより、全国大会での発表を奨励することを目的としたものです。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/awards/20191122104613.html (筑波大学公式 HP)
人文社会科学研究科 岡田 龍平さんが、平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。
(受賞日:2019.10.29)
岡田龍平さん(人文社会科学研究科博士前期課程1年、指導教員:人文社会系 卯城祐司教授)が2019年(令和元年)10月29日、平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。
この助成制度では、日本の教科書・副読本・教師用指導書・デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。平成31年度は全国で計31件の応募があり、内12件の研究が
採択されました。
今回対象となったのは、「既習語彙の再解釈を促進する教材開発に向けた教科書分析 ― 小・中学校における連携した語彙指導を目指して―」と題した研究です。本研究は小学校・中学校での一貫した語彙指導を可能とするような教材作成に関する
示唆を与えることを目的として、小学校・中学校の外国語検定教科書において英単語(多義語)がどのように提示・指導されているかについて調査を行います。学習指導要領の改訂により、実際のコミュニケーションで必要な語彙を中心に小学校では
600〜700語程度、中学校では1600〜1800語程度の語彙を指導することが明記されました。そのため、語彙を含む文法事項に関して、これまで以上に小学校・中学校間で連携し一貫した指導を行うことが求められることとなったという背景から、
本研究の必要性が評価され、採択となりました。
なお、本研究の成果は、2021年7月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/awards/20191120154724.html (筑波大学公式 HP)
人文社会科学研究科 稲岡 類さんが、平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。
(受賞日:2019.10.29)
稲岡類さん(人文社会科学研究科博士前期課程2年、指導教員:人文社会系 卯城祐司教授)が2019年(令和元年)10月29日、平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。
この助成制度では、日本の教科書・副読本・教師用指導書・デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。平成31年度は全国で計31件の応募があり、12件の研究が
採択されました。
今回対象となったのは、「情報整理からテキスト理解を深める英語リーディング教材の研究―高等学校教科書の比較と現職英語教員への調査をもとに―」と題した研究です。
本研究では、英文テキストの内容を理解するために行う情報整理の活動に着目し、より効果的なテキストの内容理解を行うためのタスク・教材作成に示唆を与えることを目的としています。英語学習者は英文読解において、テキストの内容を表面的に
理解するだけでなく、英文が描く状況や場面を自分なりに再構築して理解する必要があります。近年では内容理解を目的としてテキストの情報を写真や図表を活用して整理し、学習者自身にまとめさせる活動が注目されています。近年注目されている
リーディング活動を教材研究に反映し、現職教員に対する意識調査を通して教育現場のニーズを検証し、効果的な指導に活用できるタスクや教材を明らかにしようとする点が評価されました。
なお、本研究の成果は、2021年7月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/awards/20191120154508.html (筑波大学公式 HP)
人文社会科学研究科 神村 幸蔵さんが、平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。
(受賞日:2019.10.29)
神村幸蔵さん(人文社会科学研究科博士後期課程2年、指導教員:人文社会系 卯城祐司教授)が2019年(令和元年)10月29日、平成31年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。
この助成制度では、日本の教科書・副読本・教師用指導書・デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。平成31年度は全国で計31件の応募があり、12件の研究が
採択されました。
今回対象となったのは、「効果的な英単語の意味推測に資するタスクとは:英語教科書に含まれる未知語推測タスクの分析から」と題した研究です。本研究は、英語教科書にある未知の英単語(未知語)の意味を推測する活動(未知語推測タスク)の
分析を行い、より効果的な未知語推測の指導に資するタスク作成へ示唆を与えることを目的としています。英語学習者は、読解中未知語と出会うことがよくあるため、未知語の意味を推測すること(未知語推測)によってテキストを読み進めることが必要です。
しかし、未知語推測は失敗に終わることも多いため、明示的な指導が不可欠な技能です。本研究は、日本の英語教科書で扱われている未知語推測タスクを、推測に用いられる手がかりの観点から分析し、より効果的な未知語推測指導に寄与するタスクを
明らかにしようとしている点が評価されました。
なお、本研究の成果は、2021年7月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。
http://www.tsukuba.ac.jp/update/awards/20191120154234.html (筑波大学公式 HP)
▼ イベント等のご案内
筑波大学エクステンションプログラムのご案内
筑波大学エクステンションプログラムのご案内です。
筑波大学エクステンションプログラムは、研究成果を一般の皆様にお伝えするため特色ある講座を
開講しています。
講座は随時開設中。詳細は http://extension.sec.tsukuba.ac.jp/
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1.経営学のためのデータ分析
2.ゼロから始めるビジネス・エスノグラフィー〜フィールドワークとインタビュー
3.医療介護レセプト活用塾
4.法学入門・基礎編
5.法学入門・実務編
6.インクルーシブ・リーダーズ・カレッジ〜ダイバーシティ時代の共創型リーダーシップを学ぶ〜
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1.経営学のためのデータ分析
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【 開催日 】
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2020年3月10日(火) 18:00 〜 21:00
2020年3月17日(火) 18:00 〜 20:30
2020年3月24日(火) 18:00 〜 20:30
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【 場 所 】
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筑波大学東京キャンパス
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【 定 員 】
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先着50名まで(最低開講人数:10名)
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【 対 象 】
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データを活用した経営学上の課題の分析に関心がるビジネスパーソン
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【 受講料 】
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10,000円(税込)
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【申し込み】
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2020年2月24日(月)まで
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2.ゼロから始めるビジネス・エスノグラフィ〜フィールドワークとインタビュー
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【 開催日 】
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2020年1月19日(日) 10:00 〜 17:30
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【 場 所 】
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筑波大学東京キャンパス
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【 定 員 】
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先着24名まで(最低開講人数:15名)
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【 対 象 】
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ビジネスにエスノグラフィを取り入れたい、興味のある方
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【 受講料 】
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15,000円(税込)
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【申し込み】
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2020年1月5日(日)まで
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3.医療介護レセプト活用塾
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【 開催日 】
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2020年3月12日(木) 13:00 〜 17:00
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【 場 所 】
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筑波大学東京キャンパス
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【 定 員 】
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先着100名まで(最少催行人数:15名)
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【 対 象 】
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製薬会社・保険会社等、医療介護連結データの活用に関する最新情報を知りたい方どなたでも
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【 受講料 】
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30,000円(税込)
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【申し込み】
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2020年2月12日(水)まで
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4.法学入門・基礎編
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【 開催日 】
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2020年1月11日(土) 〜 2020年3月21日(土) 各回 13:45 〜 16:25
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【 場 所 】
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筑波大学東京キャンパス
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【 定 員 】
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先着50名まで(最少催行人数:14名)
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【 対 象 】
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社会人や一般の方で法学の基礎を一から学んでみたい方
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【 受講料 】
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22,000円(税込)
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【申し込み】
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2019年12月22日(日)まで
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5.法学入門・実務編
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【 開催日 】
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2020年1月11日(土) 〜 2020年3月7日(土) 各回 10:20 〜 13:00
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【 場 所 】
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筑波大学東京キャンパス
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【 定 員 】
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先着50名まで(最少催行人数:16名)
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【 対 象 】
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社会人や一般の方で法律の運用実務の基礎を学んでみたい方
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【 受講料 】
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21,000円(税込)
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【申し込み】
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2019年12月22日(日)まで
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6.インクルーシブ・リーダーズ・カレッジ〜ダイバーシティ時代の共創型リーダーシップを学ぶ〜
第T期 | ジェンダー | 女性活躍/LGBT |
第U期 | 障害 | 障害者雇用〜受け入れと支援の視点から〜 |
第V期 | 多文化共生 | 外国人労働者と多文化共生 |
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【 開催日 】
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2019年11月6日(水)〜2020年3月14日(土)
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【 場 所 】
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筑波大学東京キャンパス
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【 定 員 】
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30名まで(最少催行人数:10名)
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【 対 象 】
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組織や業種を越えて協働・共創することを目指す方や課題を感じている方、
ダイバーシティ&インクルージョンに関心のある方
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【 受講料 】
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132,000円(税込) ※各期単位での受講の場合は55,000円/期(税込)
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【申し込み】
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筑波大学エクステンションプログラムHPより:2019年10月27日(日)まで
第2期より受講の場合の申込み締切:2019年11月25日(月)
第3期より受講の場合の申込み締切:2020年1月15日(水)
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