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アントレプレナーシップ教育

お知らせ

【2/3実施報告】高校教員向け「生徒の主体性を育む『探究』セミナー」第2日目

2024年2月3日「生徒の主体性を育む『探究』セミナー」の第2日目がオンラインで開催され、県内の教職員14名が参加しました。今回は、四則演算アイデア発想法を用いて新たな商品やサービスを考えるワークに取り組んでいただきました。例えば学校では、保護者との連絡・コミュニケーション手段は電話やメールが大半であるところ、AI、ロボット、メタバースなどの要素を掛け合わせて、教師にも保護者にも効率的なサービスを考えてみる、というものです。このように、自由な発想で異種同士を掛け合わせイノベーションを生み出すことも「アントレプレナーシップ教育」の面白さの一つです。

セミナーの後半では「各校にアントレプレナーシップ教育を導入する上での課題」について、参加者間でディスカッションが行われました。学校によって状況も様々ではありますが、導入や発展の障壁となるものとして挙げられていたのは「教師自身がアントレプレナーシップ教育を体験する機会がない」「自校の管理職・同僚の理解や協力」「援助者(外部相談者、教育サポート)の存在」であり、意志のある教員を支援するための仕組み作りも必要になることが課題として見えてきました。また、全体として実施できる共通の枠組みや教材を県が提供し積極的に推進してもらえないか、という要望も上がっていました。

2日間のセミナーでしたが、先生方に「アントレプレナーシップ」という概念が決して特殊なものではなく、すべての生徒にとって必要な社会的資質であることを理解していただけたこと、また前向きにこの教育の取り組みについてご検討いただけたことは幸いでした。

お忙しい中ご参加いただきました先生方に感謝いたします。ありがとうございました。