特許をわかりやすく紹介する「特許インフォグラフィックス」の発表会が開催されました


3月23日(木)、地域を越えて中小企業と大学を結ぶポータルサイト「産学連携プラットフォーム」に掲載中の「インフォグラフィックス」を、コンテスト形式で発表する「特許インフォグラフィックス発表会」が、高細精医療イノベーション棟で開催されました。
サイトはこちら⇒産学連携プラットフォームインフォグラフィックス

「特許インフォグラフィックス」は、筑波大学の特許をアニメーションや動画を用いてわかりやすく紹介するコンテンツです。また、制作を通して学生たちが特許を理解するという教育的手法の試行も視野に入れた取り組みです。芸術系部門を有する本学の特徴を生かし、特許が拓く産業や社会の絵コンテ(国際産学連携本部の技術移転マネージャーが作成)をもとに、芸術系教員による指導のもと、音声入りのインフォグラフィックスの制作を学生や卒業生に委託しました。芸術専門学群のほかにもシステム情報工学研究科や数理物質科学研究科の学生も参加しました。

あらゆる悪環境下で精密かつ安全に飛行可能なドローン技術の特許インフォグラフィックス発表の様子

上映時間は1本あたり1分30秒で、「あらゆる悪環境下で精密かつ安全に飛行可能なUAWの開発とその大規模農業支援への応用」、「湿式微細化 Micro Wet Milling技術の応用」、「頸部装着型機器による嚥下機能評価」など一見すると難しい名称の特許10作品が発表されました。
芸術系の村上史明助教は「実は1分の映像を作るのには、1000倍の時間がかかっているのです。学生たちが特許という素材を分かりやすく伝えるために努力した作品が、大学のウエブサイトに掲載されて紹介され、さらにこのような発表の機会を設けていただいたことを大変うれしく思います」と述べられました。

審査の結果、「液体培地用足場部材(特許第5868601号)」と「ウーロン茶又は紅茶から抽出された血糖値上昇抑制剤及びミトコンドリア膜電位上昇剤(特許第5439644号)」を制作した筑波大学卒業生の堀内菜穂さんが、最優秀賞と優秀賞をダブル受賞しました。会場には「液体培地用足場部材」を発明した青柳秀紀教授が参加されており、「先日、科学技術館のイベントで、子供向けにインフォグラフィックスを使わせていただいたところ、皆さん大喝采でした。今、世の中の科学系の学会は新しい世代に興味を持って頂くことが重要で、今回、皆さんが進めていただいたインフォグラフィックスは私たち教員にとっても大変貴重なコンテンツです」と発言されました。

最優秀賞の「液体培地用足場部材」特許インフォグラフィックスを制作した本学卒業生の堀内菜穂さんと青柳秀紀教授

国際産学連携本部の内田史彦審議役は「特許インフォグラフィックスは、中小企業の皆さんに興味を持って頂くという本来のねらいに加えて、様々な場面で先生方にご活用いただくなど、学生に特許を身近に感じてもらう教育効果を発揮できることがわかりました。来年度以降、特許インフォグラフィックスの取り組みを、筑波大学に定着させたいと思いますので、先生や学生の皆さんのご協力をお願いします。」と述べました。

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