国際産学連携本部について

国際産学連携本部長あいさつ

中内 靖
国際産学連携本部長、筑波大学副学長(産学連携担当)

筑波大学では、国際的な産官学連携活動を推進すべく、2014年4月に産学連携本部を改組発展させ国際産学連携本部が設置されました。国際産学連携本部は以下をミッションとし、その実現・推進を図っております。

  1. 産官学連携は社会貢献である。本学における研究成果の技術移転によりイノベーションを創出し、社会に貢献する。
  2. 知的財産管理は技術移転の核である。国際産学連携本部のマネージャーが目利きとなり、本学における研究成果を適正に評価し権利化し、知財の国際展開を推進する。
  3. 企業との共同研究を推進する。国際産学連携本部のマネージャーが本学のシーズと企業におけるニーズのマッチングを図り、本学における研究成果を社会実装する。
  4. 教員・学生による社会実装を推進する。国際産学連携本部によるアントレプレナー教育ならびにインキュベーションにより大学発ベンチャーを創出し、広く社会に貢献する。
  5. 筑波研究学園都市の中核大学として、政府系研究所・企業研究所・近隣大学等との連携を図るとともに、茨城県・つくば市等への地域連携により、広く社会に貢献する。
  6. 本学の優れた研究者による知は社会に還元されるものである。国際産学連携本部によるエクステンションプログラム等により、広く社会に貢献する。
  7. 上記に掲げる社会貢献を国際展開し、広く世界において貢献する。

筑波大学は学際的研究の推進を建学の精神として掲げて設立された、全国においてもユニークな総合大学です。国際産学連携本部はそのバリューを社会に還元し、広く社会に貢献します。

国際産学連携本部構成員から一言

西野 由高 国際産学連携本部 本部審議役・教授

持続可能な世界の実現に向けて、人材及び研究成果の社会供給の架け橋になります。

【プロフィール】
2020年より現職。1985年に(株)日立製作所に入社、同社エネルギー部門のCTO(最高技術責任者)、技術戦略室長、日立研究所長などを歴任。同社では社会課題解決型の研究開発体制として、テクノロジー、顧客協創、基礎研究のグローバルなマトリックス組織構築を主導した。米国エネルギー省アルゴンヌ国立研究所の客員研究員、米国スタンフォード大学ビジネススクールのSEP(Stanford Executive Program)修了。1992年に原子力分野で工学博士(東京大学)を取得、再生可能エネルギーを含むエネルギーを中心に医療、情報、モビリティ、家電など幅広い技術分野の開発・事業経験を有する。日本原子力学会理事・フェロー、内閣府総合科学技術会議のアクションプラン委員などを務めた。

宮元 慎一 国際産学連携本部 本部審議役補佐・教授

国内外での産学連携によりイノベーション創出し社会に貢献します。

【プロフィール】
1987年に三菱重工業株式会社に入社、技術本部にて各種プラント・機械製品の制御系研究開発業務を担当。2013年Global Research & Innovation Center発足時に英国ロンドンへ赴任、2018年までGMとして、欧州の市場・技術動向調査や大学との共研立ち上げなどオープンイノベーションに関わる活動を推進。帰国後、総合研究所主幹研究員を経て、2021年4月から現職。1998年、制御分野で英国ケンブリッジ大学PhD。
 

中澤 真吾 国際産学連携本部 准教授

大学の知を財産として活かし、イノベーション・社会課題の解決につなげます。

【プロフィール】
2004年に特許庁に入庁、計測機器・光素子・表示制御・スマート農業等の技術分野における特許の審査、査定不服・異議等の審判の審理に従事。この間、経済産業省で希少金属に関する先端技術の開発支援・産業振興、英国オックスフォード大学で技術移転機関の調査、埼玉大学大学院で知的財産制度の講義、新規の特許情報サービスの開発プロジェクト等に従事。2023年4月より現職。知的財産のプロフェッショナルとして、大学の知識の社会への橋渡し、知的財産に強い人材の養成にあたる。

野村 豪 国際産学連携本部 助教

あらゆる挑戦に創造性をもって取り組む力を育み、共に成長します。

【プロフィール】
筑波大学大学院修了後、2010年に株式会社SUBARUに入社、車両研究実験部門にて衝突時における乗員保護性能の開発に従事。2018年より筑波大学の技術移転マネージャーとして国内外の民間企業との共同研究のマッチング、及び知的財産の創出・技術移転業務を5年間経験後、2023年より現職。つくば万博の年に生まれ、つくば市と共に育ってきたことの郷土愛をもって業務にあたる。