朝倉 靖成(筑波大学グローバル教育院エンパワーメント情報学プログラム)


シーズやビジネスアイデアの概要

Bionic Scope
本技術は、ハンズフリーでカメラのズーム操作を可能にするインターフェースをユーザに提供する。ユーザが見たい中心視野領域を直感的に操作することで人が本来持つ視覚機能を拡張することができるものである。

Cyber Protection Suit
本技術は、軽量かつ柔軟で日常使用に適した防御能力を有する新しいボディーアーマーをユーザに提供する。空圧式の人工筋肉を用いて、人間が本来持つ筋肉の剛性・弾性機能を拡張し、外部からの衝撃を吸収・分散することができるものである。

提案する事業の特徴、比較的優位性

Bionic Scope
視覚を拡張できる既存の製品として、双眼鏡や顕微鏡といった製品があるが、ズーム操作やピント合わせのために手を用いる必要があり、煩雑である。コア技術は操作インターフェース部分であるため、様々な視覚拡張デバイスに適用可能である。現在、同様の操作インターフェースを備えた光学機器はなく、競争優位性は高い。

Cyber Protection Suit
既存のボディーアーマーは金属やセラミックで構成されているため、重く、動きづらい。軽量な強化繊維製の製品でも、衝撃の分散が困難といった問題があった。本技術を用いることで、普段は軽量かつ柔軟で、動きやすく、防御時には高い防御性能を得ることができる。また、非防御時は人工筋肉が薄いため、フォーマルな衣服の下に着用することもでき、既存のボディーアーマーと比較しても有用性、優位性は高い。

想定している顧客像

Bionic Scope
・レスキュー・警備組織
探索行動の際に両手がふさがっていても、近くから遠くまで広範囲を探索することができる。耐衝撃、防水、暗視機能等を搭載したモデルの提供を想定している。
・外科医
内視鏡手術の際、直感的なズーム操作を自身でできる。軽量なサージカルルーペに近いモデルの提供を想定している。
・ゲームのユーザ
VRゲームでより直感的な操作ができることで、没入感が向上する。既存のHMD(Head mounted display)へのアタッチメントの提供を想定している。

Cyber Protection Suit
・警備会社
施設警備や要人警備の際に着用
・警察組織
通常業務や凶悪事件の捜査時に着用
・海外渡航者
危険地域への渡航者向けへの貸出

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