筑波大学が共同機関として参画しているGTIE(Greater Tokyo Innovation Ecosystem)が、高校生等へのアントレプレナーシップ教育の拡大を目的とするJST(日本科学技術振興機構)の事業「EDGE PRIME Initiative」に採択されました。
本事業は、早稲田大学を主幹機関に据え、GTIE内で特に筑波大学・千葉大学・神奈川県立保健福祉大学・芝浦工業大学が連携して取り組みます。
本事業でのGTIEの主な活動(予定)
(1)高校生等へ提供するアントレプレナーシップ教育プログラムの開発・運営
本事業において、高校生等に対するアントレプレナーシップ教育プログラムの開発・提供と、体系化されたアントレプレナーシップ教育のノウハウ伝承を目指す指導方法や教材化と普及・伝播を実現するための基盤事業を展開する。
GTIEの各機関において小中高生向けの教育プログラム実施、体制構築、広報等を様々な形で進めつつあるところだが、一層の裾野拡大に向け、早稲田大学・筑波大学・千葉大学・神奈川県立保健福祉大学・芝浦工業大学において既に存在するプログラムをより面的活動に拡充させつつ、新たな先駆的な取り組みを本事業において進め、GTIE全体でアントレプレナーシッププログラムの地域実態の可視化や隘路解消、そのために効果的と考えられる施策・アプローチを進める。
(主な取組み)
早大:高校生の米国派遣、高校教員向け教育研修プログラムの実施や指導教材等の作成
筑波大:高校生・大学生混成チームによる課題解決型ワークショップ
千葉大:導入教育のための映像コンテンツの作成、授業での実践等に向けたプログラムの開発
保福大:小中学生向けコンテンツ(漫画)の作成と課外授業等での活用
芝浦工大:中高生を対象にしたビジネスモデルコンペティション・ワークショップ等の展開
(2)高校生等へ持続的にアントレプレナーシップ教育プログラムを提供する体制の構築
本事業連絡会議やGTIE内の全機関での会議等で共有を行い、GTIE全体として効果的・効率的な実施体制を構築する。その際に、高校生等への教育について一義的な責任を有する自治体や専門的ノウハウを擁する協力機関等も交えた、真摯な対話によるセミクローズドなコミュニティにおけるプログラム開発・試行と、slack等も活用したコミュニケーションの中でより開かれた形でプログラム等を共有し、興味や課題意識を持つ高校教員等や教育関係者と繋がり、起業家と起業を志す者の新たなネットワーキングの場や高校生等が刺激を受ける場の形成を進める。
GTIEについて
『Greater Tokyo Innovation Ecosystem(GTIE:ジータイ)』は、東京大学・東京工業大学・早稲田大学を主幹機関とした『世界を変える大学発スタートアップを育てる』プラットフォームです。東京都等が幹事自治体となり、14の大学・スタートアップ支援機関から構成される共同機関と、大学や自治体等が協力機関として参画しています。
筑波大学は共同機関として参画しています。