産学連携シンポジウムは、本学の研究シーズを産業界に発信し、研究者と民間企業の方々が協働で社会実装する機会を創出することを目的として開催しております。今回のシンポジウムでは、大学が生み出す最先端の研究成果を、企業との連携によって、社会実装につなげた事例をケーススタディします。睡眠学の世界的権威である国際統合睡眠医科学研究機構の柳沢正史教授の講演、世界的な人気を博す「ポケットモンスター」の世界観をベースにしたスマートフォン向けアプリ『Pokémon Sleep』を開発した株式会社ポケモン石原恒和社長のご講演、両者が産学連携活動によって社会実装させた経緯を対談形式で語っていただきます。また、研究成果の社会実装を目指している本学研究者から、ショートプレゼンと、30件のポスター展示を予定しております。皆様のご参加をお待ちしております。
イベント概要
テーマ :幸せをカタチにする~研究から社会実装へ~
開催日時:2024年11月1日(金)13:00~17:30(開場12:30)
会 場:東京ミッドタウン八重洲カンファレンス4階大会議室1、2
(東京都中央区八重洲二丁目2番1号)
※会場までのアクセスはこちらをご覧ください 東京ミッドタウン八重洲カンファレンス
会場定員:先着200名(事前登録制)
参加費 :無料
参加申込:こちらのPeatixページからチケットをお申込みください
申込〆切:2024年10月31日(木)12:00
チラシ :こちらからダウンロードしてください
プログラム
基調講演1 13:10~14:10
『睡眠の謎に挑む ~基礎研究から睡眠ウェルネスへ~』
柳沢正史/筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 教授
筑波大学大学院医学研究科博士課程修了。31才で渡米し、テキサス大学サウスウェスタン医学センターとハワードヒューズ医学研究所で研究室を主宰。睡眠・覚醒を制御するオレキシンの発見等で知られ、米国科学アカデミー正会員。2012年より筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構長・教授、現在に至る。2017年、筑波大発のスタートアップ「株式会社S’UIMIN」を起業。紫綬褒章、朝日賞、慶應医学賞、文化功労者、ブレークスルー賞、クラリベイト引用栄誉賞など受賞。『Pokémon Sleep』監修。
基調講演2 14:10~14:50
『睡眠ゲームアプリ『Pokémon Sleep』の立ち上げストーリー』
石原恒和/株式会社ポケモン 代表取締役社長・CEO
筑波大学大学院芸術研究科修了。1995年 株式会社クリーチャーズ設立後、1998年 ポケモンセンター株式会社(現・株式会社ポケモン)を創業。現在、株式会社ポケモン 代表取締役社長・CEOを務める。日本ゲーム大賞『経済産業大臣賞』、環境芸術学会『学会大賞』などを受賞。
対談:『Pokémon Sleep』の開発と大学の「知」の活用について 14:50~15:10
ポスター発表
◆ショートプレゼン 15:10~15:40
◆ポスター展示 16:00~17:30
ポスター発表 タイトル一覧
睡眠ゲームアプリと食事管理アプリを一緒に使ったら? ~『筑波大学』×『Pokémon Sleep』×『あすけん』共同大規模調査~ |
岩上将夫 | 教授 | 国際統合睡眠医科学研究機構/医学医療系 |
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連続7晩の簡易型睡眠脳波計データから捉える日中の活動と睡眠内容との関連性 | 阿部高志 | 准教授 | 国際統合睡眠医科学研究機構 |
眼瞼指標の非接触計測による反応速度の連続値推定法 | 阿部高志 | 准教授 | 国際統合睡眠医科学研究機構 |
心理療法の臨床データからAIセラピストを開発する | 中島俊 | 准教授 | 国際統合睡眠医科学研究機構 |
多様な睡眠状態に対応する自動睡眠分析技術の構築 | 津本紗希 | 大学院生 (一貫制博士課程) |
国際統合睡眠医科学研究機構 |
Enhancing Arousal and Sleep Scoring in In-home EEG Signals using Multitask Learning | Juan Neira | 大学院生 (一貫制博士課程) |
国際統合睡眠医科学研究機構 |
女性の心身状態の可視化と健康支援 | 岡山久代 | 教授 | 医学医療系 |
リアルワールドデータで拓く臨床疫学・薬剤疫学研究の未来 | 吉田都美 | 教授 | 医学医療系 |
高周波帯域の特徴を加えた新たな脳波解析ソフトウェアの開発 | 齊藤夕貴 | 助教 | 医学医療系 |
メタデータ技術によるマンガ提供の高度化 -AIと人の知の調和的な活用 | 三原鉄也 | 助教 | 人文社会系 |
不正会計検知AIシステム | 尾碕幸謙 | 教授 | ビジネスサイエンス系 |
ベイジアンモデリングによる消費者行動理解 | 佐藤忠彦 | 教授 | ビジネスサイエンス系 |
GHz帯域の動きや電圧が見える走査電子顕微鏡 | 嵐田雄介 | 助教 | 数理物質系 |
多探針走査プローブ技術によるナノスケール伝導評価と超高速領域時間分解計測 | 茂木裕幸 | 助教 | 数理物質系 |
高性能ストリームデータ圧縮技術 | 山際伸一 | 准教授 | システム情報系 |
光沢/透明物の高速・省電外観検査 | 高谷剛志 | 助教 | システム情報系 |
バイオ医薬品の経皮吸収型製剤化技術 | 臼井健郎 | 教授 | 生命環境系 |
高価値タンパクを植物で低コストに製造する | 三浦謙治 | 教授 | 生命環境系 |
機能性微生物カプセルによる鉱山跡地・重金属土壌の緑化 | 山路恵子 | 教授 | 生命環境系 |
感情語から探る日本らしいウェルビーイング | 菅原大地 | 准教授 | 人間系 |
働く人の心理を読み解き、企業の施策に活かす:理論と実践の橋渡し | 岡田昌毅 | 教授 | 人間系(働く人への心理支援開発研究センター) |
スポーツの未来を拓く日本型マルチスポーツ環境の共創プロジェクト | 大山高 | 教授 | 体育系 |
顔面筋セルフケアメソッド・機能評価法の研究開発 | 岡本るみ子 | 特任助教 | 体育系 |
感性とデザイン:行動変容を導くプロダクト | 内山俊朗 | 准教授 | 芸術系 |
芸術とデザインにおける生成AI作品の感性評価 | 索 米亜 | 助教 | 芸術系 |
笑いの感性AI | 真栄城哲也 | 教授 | 図書館情報メディア系 |
身体知の学びを実現する観想研究基盤 | 松原正樹 | 准教授 | 図書館情報メディア系 |
人間-AIの協調による次世代機械学習技術 | 伊藤寛祥 | 助教 | 図書館情報メディア系 |
生成AIの多分野への応用:日常生活と研究における新たな展開 | 李晶晶 | 助教 | 図書館情報メディア系 |
筑波大学が持つ強みを貴社の経営ニーズに合わせてカスタマイズ 「オーダーメイド研修プログラム」 |
矢田部恵子 | コーディネーター | 産学連携部 |
主催、協賛
主催:国立大学法人筑波大学 国際産学連携本部
共催:筑波大学産学連携会
問合せ
国立大学法人筑波大学 産学連携シンポジウム事務局
E-mail:event-sanren[at]un.tsukuba.ac.jp([at]を@に置き換えてください)