日本経済新聞に紹介されました。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB07HBA_X00C17A2L60000/
2017年1月1日、筑波大学はプレシジョン・メディスン開発研究センター(センター長:佐藤孝明特命教授、株式会社島津製作所 フェロー ライフサイエンス研究所長)を設立しました。
同センターは、国際産学連携本部のもとで社会還元型の研究を推進し、イノベーション創出を促進するために創設した「開発研究センター」制度の第2号となるセンターで、最先端のゲノム解析装置を用いた病気の予防と発症前診断により、個人に最適な治療・投薬につなげることのできる「プレシジョン・メディスン(個別化精密医療)」の推進と実現を目指します。
国内で筑波大学だけが保有する予定の次世代超HTPヒト全ゲノム配列解析システム利用技術を発展させ、遺伝子情報を座標軸とした基礎研究から実証研究、および産業応用までを一貫して推進する体制を整えました。病気の発症に関わる遺伝子変異などを探る基礎研究に加え、遺伝子解析サービスを筑波大学発ベンチャーが担う仕組みを構築していきます。
また、同センターでは、プレシジョン・メディスンを含むゲノム医療実現化プロジェクトに係る多様な産官学連携による研究を進め、筑波大学人工知能科学センター(平成29年4月1日設立予定)と連携した国際的な人材育成システムの構築を進めることで、日本で唯一のゲノム解析サービス拠点形成のためのインフラ整備とシステム構築を進めてまいります。