2000年に誕生したつくばサイエンス・アカデミー(SAT)は、今年度で設立24年を迎えます。この間、筑波研究学園都市の研究機関の協力のもと、2001年度より研究展示会「テクノロジー・ショーケース」を毎年開催しており今回は24回目となります。
これからの社会や産業のさらなる発展には、今まで以上に科学・技術の研究成果の活用が求められ、そのために多くの研究分野の交流と連携が必要とされております。このような異分野交流から生み出される新しい発想は創造性に富み、新たな社会の活力を生み出すに違いありません。現に、昨今の産業 界においては、企業自身の持つコア技術に加えて、広く関連技術を大学や研究機関、ベンチャーに求める、いわゆるオープン・イノベーションの機運が高まっています。
SAT 主催の本ショーケースのねらいは、つくばをはじめ首都圏などで活躍する研究者・技術者が、最新の研究成果、アイディア、技術を持ち寄り、相互に披露し交流する、つくばならではの異分野交流の場を提供することにあります。これまで幅広い分野の研究者、技術者、企業・行政関係者に、新たな出会いと発想のひらめきの場を与え、成果を収めて参りました。
ショーケースでは、研究者だけでなく企業・行政関係者が加わって、産学官の連携により新しいベンチャー創出など、科学・技術のイノベーションを加速する機会となる場を提供すべく、幅広いジャンルのテーマをカバーするポスターセッションを設けていますので、皆様の積極的な発表を期待しています。